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2026年10月5日

「【解説】住宅の脱炭素化を支援する補助制度」

ニュースの概要

名古屋市が「令和8年度 住宅等の脱炭素化促進補助」を実施しています。住宅から排出される二酸化炭素(CO2)を減らすことや、災害時にもエネルギーを確保しやすい住宅づくりを目的とした制度です。対象となる取り組みには、太陽光発電設備、蓄電システム、HEMS、ZEH、V2H充放電設備、断熱窓改修、家庭用燃料電池システムなどがあります。

今回の制度で注目したいのは、住宅の「省エネ性能」だけでなく、エネルギーをつくる・ためる・効率よく使うという複数の取り組みを組み合わせている点です。

例えば、太陽光発電は太陽の光を電気に変える設備です。蓄電システムは、その電気をためておき、必要なときに使うための設備です。HEMS(ヘムス)は、家庭で使う電気などのエネルギーを見える化し、効率よく管理する仕組みです。V2Hは、電気自動車などにためた電力を住宅で利用できるようにする設備を指します。

また、ZEH(ゼッチ)は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、住宅の断熱性能を高め、省エネ設備などを取り入れることで、年間のエネルギー消費量を実質的にゼロに近づけることを目指す住宅です。名古屋市の制度では、ZEHやZEH+に加えて、令和8年度からGX志向型住宅への補助も設けられています。

なお、この制度は名古屋市の住宅等を対象としたものです。そのため、高崎市や前橋市など群馬県で家づくりをする場合には、同じ制度を利用できるわけではありません。ただし、自治体が住宅の省エネ化や脱炭素化を支援する動きがあることは、これから住宅を建てる方にとって参考になります。

家づくり・建物への影響

住宅の脱炭素化を考えるうえで、まず大切なのが「断熱」です。

断熱とは、住宅の中と外との熱の移動を少なくすることです。夏に外の暑さが室内へ入りにくく、冬には室内の暖かさが外へ逃げにくくなるため、冷暖房の効率を高めることにつながります。

新築住宅では、壁や屋根、床などの断熱に加えて、窓の性能も重要です。窓は住宅の中でも熱が出入りしやすい部分のため、断熱性の高い窓を採用することによって、室内の温度を安定させやすくなります。

リフォームの場合も、すべてを新しくするのではなく、窓の交換や内窓の設置など、断熱性能を高める改修方法があります。現在の住宅の状態や予算、暮らし方に合わせて、どこを改善すると効果的なのかを考えることがポイントです。

さらに、太陽光発電や蓄電池などの設備を導入する場合には、住宅本体とのバランスも重要になります。屋根の形状や向き、電気の使い方、設備を設置するスペースなどによって、適した計画は変わります。

そのため、家づくりでは「補助金があるから設備を付ける」という考え方だけではなく、住宅そのものの断熱性能や省エネ性能、家族の生活スタイルなどを含めて検討することが大切です。

株式会社清水は、高崎市上小塙町を拠点とする総合建設業として、公共施設・福祉医療施設・教育施設などの建築に加え、住宅ブランド「ヤマミズホーム」で注文住宅やリフォームを行っています。また、ZEHビルダー登録事業者として、省エネルギー性能を考えた住宅づくりにも取り組んでいます。

群馬県は夏の暑さや冬の寒さがあり、地域の気候を考慮した住宅性能も重要です。高崎で住宅を建てる場合にも、単に設備を増やすのではなく、断熱・省エネ・設備を総合的に考えることが、快適な家づくりにつながります。

これから建てる方・リフォームする方へ

これから家づくりを始める方は、間取りやデザインだけでなく、「どのくらいの断熱性能を目指すか」「どのような省エネ設備を取り入れるか」についても、早い段階から考えておくとよいでしょう。

特にZEHを目指す場合には、住宅の断熱性能、省エネ設備、太陽光発電などを組み合わせて計画する必要があります。設備だけを後から追加するよりも、設計段階から住宅全体のバランスを考えることが重要です。

リフォームでは、断熱改修をどこから行うかを検討してみましょう。例えば、窓の断熱性能を高めることで、冷暖房の効率や室内の温度環境の改善につながる場合があります。築年数や住宅の構造によって適した方法は異なるため、現在の建物を確認したうえで計画することが大切です。

また、補助制度を利用できる場合でも、すべての住宅や工事が対象になるとは限りません。対象となる設備、住宅の条件、申請方法、受付期間などを事前に確認する必要があります。補助金などの制度は条件や期限が変わることがあるため、最新の条件は国や自治体の発表でご確認ください。

今回の名古屋市の制度は、高崎や群馬でそのまま利用できるものではありませんが、住宅の省エネ化や脱炭素化が各地域で重要なテーマになっていることを知るきっかけになります。

これからの住宅では、見た目のデザインや間取りだけでなく、断熱性能、省エネ性能、エネルギー設備、将来の暮らしやすさまで含めて考えることが重要になっていくでしょう。新築でもリフォームでも、ご家族の生活に合った性能と設備を選ぶことが、無理なく長く暮らせる住宅につながります。

家づくりやリフォーム、建物のことで気になることがあれば、株式会社清水(ヤマミズホーム)にお気軽にご相談ください。

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