INTERVIEW

– 職人インタビュー –

職人インタビュー

Interview

ヤマミズホームが誇るベテラン大工の河原さん。家造りを続けて、40数年。「今では、河原さんに家造りをお願いしたい。」 と、お客様から直接指名が入るほど人気がある大工 河原さんからお話を伺いました。

この仕事を選んだきっかけはどういったところからですか?
子供の頃から、工作などモノづくりが好きだったんですよね。 その頃から漠然と将来は何かを造りあげる仕事がしたいなって考えおりまして、そんなときに、近所で新築の建前なんかを見に行ったりして、家を造る仕事って夢があって良いなと思って、学校卒業と同時に迷わず16歳で大工の世界に入りました。 ですので、この世界でお仕事をさせて頂くようになって40年以上が経ちますね。
今までのお仕事で一番多いのはどういったお仕事ですか?
注文住宅が一番多いですね。 ありがたいことに、200棟以上の注文住宅に携わらせていただきました。 既成のものでなく、お客様の夢を形にするという注文住宅の仕事は本当に楽しいですね。
宮大工などのご経験もあると聞いております。
そうですね。やはりモノ作りが好きですから、仕事の合間を縫って技術の習得などを常に行うようにして、神社などの仕事もやらせて頂いております。こういった技術は注文住宅造りでも大変役立っております。
注文住宅を造る際に気をつけている点などありますか?
とにかく、お客様の話をじっくり聞きます。お客様求めるイメージ、要望をじっくりと伺い、これまでの自分の経験を融合させてお客様に提案するということを繰り返すようにしております。 だから、何度でも確認します。これが凄く楽しいですね。 200棟以上やらせていただきましたが、一つとして同じ仕事はないですから。
ヤマミズホームと他社の違いはどういう所だと思いますか?
お客様と職人が繋がっている事ですね。 職人は自分の腕、技術をひけらかすのではなく、あくまでお客様の思いを形にするお手伝いですから、コミュニケーションは非常に大事です。その点ヤマミズホームはお客様と職人のコミュニケーションを頻繁に取って、また時間もしっかりとりますね。そのためお客様も安心していただけるのだと思います。
注文住宅の場合、施工中にお客様の意見が変わることがあると思いますが。
そうですね。ただ、先ほども申しましたが、事前に多くの時間を頂き、お客様のお話を伺っているので、大幅な変更というのはほとんどないですね。とはいえ、多少の変更などはどうしても出てきますのでその際は出来るだけ対応するようにしております。 ただし、お客様にとって、その要望が本当に良いのか。という指標で対応するようにしております。 ですので、どんなことでもお客様の言うとおり造るというのではなく、意見をじっくりと伺わせていただき、その上で、お客様の利益になるのかどうか?という指標でお話をさせて頂きます。 これは、儲けとかは別で考えなければいけないと思っております。 お金の事を考えたら、この仕事は出来ないですよね(笑)
引渡し後のお客様とのお付き合いはありますか?
造って終わりではなく、その家にずっと携わる住宅の顧問という気持ちでお仕事をさせて頂いておりますので、引渡し後も責任をもって対応させていただいております。 また、家のこととは関係なく、「 最近元気ですか?近所にきたらお茶にでも寄ってください。」 なんて電話を下さったり本当にうれしい限りです。 もちろん、月日が経てば、家庭環境も変わり、リフォームのお話なども頂きます。
注文住宅のお仕事をされてきて嬉しかった事はどんな事ですか?
お客様が名前を覚えてくれる。これが何よりです。 おそらく大手ハウスメーカーの仕事では、お客様はハウスメーカーの名前を覚えてはくれますが、大工さんの名前までは覚えてくれないと思うんですよね。 でも、お客様は、「ヤマミズホームの河原さん」と覚えてくれる。しかも、「 ○○さんから清水の河原さんという大工さんの腕が良いのよ。」 というふうにお客様がお客様を紹介してくださって、指名で注文住宅の仕事が入る。ありがたい事に、ここ30年以上は、指名だけでお仕事が途切れることがないのは本当にありがたいことですし、うれしいですね。
河原さんが考える職人とはどんな方ですか?
お客様に喜んでいただく仕事をすること。これが職人だと思います。 商売に徹するとダメですね。
職人さんイコール頑固というイメージがある方もいると思いますが。
そういう職人さんも居ると思います。だけど私は、それはちょっと違うかなと思います。 昔ながらの技術で良いものはたくさんあるけれど、新しい技術、材料でも良いものたくさんあります。だから日々勉強ですし、あくまでお客様に喜んでいただけなければ意味がないですからね。柔軟でなければいけないと思っております。
この仕事をいつまで続けたいと思いますか?
お客様から必要とされなくなったら引退しなければいけませんね。 ただし、お客様から河原に頼むと言っていただける限りはこの仕事を続けさせていただきたいと思っております。
注文住宅をお考えの方にプロとしてアドバイスなどありましたらお願いします。
家造りはご家族にとって非常に楽しいものです。 ですので、楽しみながら家造りを一緒に出来るパートナーをしっかり選ばれる事をお勧めします。 本当に楽しいんですよね。折角、家を造るのですから楽しみながら出来なければ勿体ないですよね。